腐女子言端の内と外

腐女子腐男子関連彼是

短編も掌編も小説

広告に悪意は無いのでしょうが、何となく短編を纏
めた本よりも書き下ろし長編の方を尊重する様な気
配を多く感じる事があるのは筆者だけでしょうか?
そして、短編集になると何となく挿画の量も少なく
なっている様な気がするのも筆者だけでしょうか?
短編の方が筆の冴える作家さんだっているのです。
強いて長編と考えずに、短編を上手に装丁して、と
言う発想が今だからこそあっても良いのではないで
しょうか?やおいBLの世界はそれが許されない、な
んて事は無いでしょうし。
今にして思えば桜桃書房が90年代後半に発行してい
Eclipse romanceシリーズ*1はそう言う点では
良い企画だったのではないかと思います。
あの装丁でもう少し低価格に出来たなら、短編を得
手とする作家さん、そして作品に新たな息吹を吹き
込む挿画家さんの二者を在野から発掘する事も可能
ではないのか、といまだ読み専に準ずる者は思う訳
です。

*1:短編〜中篇クラス一話を挿画付ハードカバー装丁で発行していた