然もありなん
曰く付きの鳴り物入りで出たにしては
余り反響も残響もなかった様に思えます。
一周年の何かに便乗したかったと言う
思惑は多分外れた事でございましょう。
無論事件の衝撃を皆が忘れたと言う訳
ではありません。斯様に本誌では盛大に
祝っている訳ですから。
では、何がまずかったのか。
一つは改題の必然性があったのかと言う点。
『ごめんね、ボーイズラブ』でも充分な
インパクトがあり、必然性もあったのに
何故変えたのか。事情があったのやも
知れませんが。
そしてもう一点。
率直に言えば、作品の質の問題でしょう。
いっそ元ネタの価値で売ると開き直れば
それなりの切り口もあった様に思えます。
- 作者: 後藤田ゆ花
- 出版社/メーカー: 講談社
- 発売日: 2007/04/11
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いると思うのですが、それが小説として
昇華出来て面白くなっているかと問われ
れば…。