言葉の流れ

ナイトキャップ代わりにすぐ引き出せる資料を眺めつつ。
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現代用語の基礎知識　1990
90.1.1初版/自由国民社

一方、少女アニメファンの一部を“やおい族”と
よぶこともある。
74頁；風俗・流行→マンガ文化用語→おたく族
解説文末

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現代用語の基礎知識　1991
91.1.1初版/自由国民社

同人誌の少女たちによるアニパロ（アニメパロディ）を
自らシニカルによんだ言葉で、ヤマなし、オチなし、イミ
なしの略である。（以下略）
1222頁；風俗・流行→マンガ文化用語→やおい

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現代用語の基礎知識　1993
93.1.1初版/自由国民社
ISBN：4-426-10111-5

同人誌の少女たちによるアニパロ（アニメパロディ）を
自ら自嘲的に称した言葉で、ヤマなし、オチなし、イミ
なしの略である。（以下略）
1094頁；風俗・流行→マンガ文化用語→やおい

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現代用語の基礎知識 (1998)

同人誌の少女たちによるアニパロ（アニメパロディ）を
自嘲的に称した造語で、ヤマなし、オチなし、イミなしの
略。（中略）
やおい系作家をメインにした『B-BOY』といった少女
マンガ誌が出るなど、各少女マンガ誌にも描き手たち
は進出している。
1177頁；風俗・流行→マンガ文化用語→やおい

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現代用語の基礎知識〈2000〉

「ヤマなし、オチなし、イミなし」を略して同人誌
少女たちが自作の「アニパロ」（アニメ
パロディ）を自嘲的に称した造語。
主にホモ関係をモチーフにしたパロディをさす。
（中略）
八五年ごろ『キャプテン翼』ブームで盛り上がり、
その後、やおい系作家を中心にした商業誌が出る
一方、少女マンガのなかにもひとつの流れを生み
出した。
1011頁；風俗・流行→マンガ文化用語→やおい

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現代用語の基礎知識 2001年版

（前略）
八五年ごろ『キャプテン翼』ブームで本格的に
スタートし、その後、やおい系作家を中心にした
商業誌が出、既製の少女誌にもひとつの流れと
して定着した。同様の現象はアメリカにもひっそり
と生まれており、スラッシュとよばれている。
また、ショタコンは男性作家たちによる少年たちの
ゲイコミックをさす言葉としても使われている。
1260頁；風俗・流行→マンガ文化用語→やおい

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現代用語の基礎知識 2002年版

「ヤマなし、オチなし、イミなし」を略して同人誌
少女たちが自作の「アニパロ」（アニメ
パロディ）を自嘲的に称した造語。
主にホモ関係に転化させたパロディ（リメイク）を
さす。（中略）
同人誌のなかで生まれ、その後少女マンガのなかに
ひとつの流れを生み出した。ボーイズラブコミックと
よばれることもあり、（以下略）
1305頁；風俗・流行→マンガ文化用語→やおい

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この変遷を辿るだけでも何某か言及はできようかと。
なお、上記の解説を一貫して担当したのは彼の米沢嘉博氏で
あった事を申し添えておきます。