花の色

さて、15日付の記事に戴いたコメントと当方の返事を見て、
若しかして首を傾げておられる方が居るんじゃないかと
ふと思いましたので、一寸フォローなぞ。

雑居時代 上 (集英社文庫―コバルトシリーズ 52-G)

雑居時代 下 (集英社文庫―コバルトシリーズ 52-H)

雑居時代〈1〉(Saeko’s early collection〈volume.7〉)

雑居時代〈2〉 (Saeko’s early collection〈volume.8〉)

話題になった書籍は上記でございます。
で、ですね。
主役に絡む準主要登場人物の一人に男性同性愛者が一人居られまして、
その人が主役と交わした台詞の中に『三色すみれ』と『パンジー』が
あった訳でございます。そして、台詞とに共交わされる不敵で不気味な
不穏な微笑。
お手元に英和辞典をお持ちの方は、ページを捲って三色すみれ＝
パンジー：PANSYの項を御覧下さいませ。
因みに筆者の手元の辞書では、

【談話体として】
女性的な若い男；同性愛の男、ホモ

と言う身も蓋も無い説明がされております。
因みにこの同性愛者の方は、カミングアウトをしていない設定になって
おります。
で、この作品は他の氷室冴子さんの作品同様に漫画化もされております。

雑居時代 (第1巻) (花とゆめCOMICS)

雑居時代 (第2巻) (花とゆめCOMICS)

雑居時代 (第3巻) (花とゆめCOMICS)

この漫画化された分についても、先述の要素と言うのは実はしっかり
生きております。取り急ぎメモ書きまで。