功罪軋轢
褒め言葉だけ期待してこの手の本を出そうというのならば、
先ず先人を観るべきだったかと。
これからの著者女史の立ち位置の決め方に興味があります。
さて
本を出すと言う行為はゴールではなく出発点かと筆者は
愚考します。色々考える事のある出発点を得た事は慶賀の
至りかと。
象徴的な台詞(転載)
- 作者: 杉浦由美子
- 出版社/メーカー: 原書房
- 発売日: 2006/03/16
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102頁より。ある出版関係者の言として。
○●○
そう、今の耽美小説と言うものこそ、当時の少女小説の流れを伝えているものなのではあるまいか。
110頁より。
★
114頁より。
○●○
あくまでも参照事例としてでございますが。
*1:
*2: 返らぬ日―吉屋信子少女小説選〈2〉 (吉屋信子少女小説選 (2))表題作
既視感若しくはこじ付け
- 作者: 杉浦由美子
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筆者の中にございました。既視感と申しましょうか。
羽根くんの危険なふたりposted with 簡単リンクくん at 2006. 4.29
羽根くんの10年ロマンスposted with 簡単リンクくん at 2006. 4.29
羽根くんのさよならをいう気もないposted with 簡単リンクくん at 2006. 4.29
かなり古い作品になりますが、この連作シリーズ中の
登場人物である白石嬢がそう言えばこう言う風体だった
かな、と。彼女も妄想逞しい少女でしたし。
因みに白石嬢はこのシリーズ終了後目出度く就職し、
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おられます。彼女自身には腐っていると言う自覚は
無いのでしょうが。