腐女子言端の内と外

腐女子腐男子関連彼是

猫田さん私考

思い返せばこの作品集に収録されている『月読憩う』*1を初読して以降、
この方の作品についても心の片隅にひっかかる様になったのでした。
第一印象としては、短編の凄くうまそうな方だなと言う感じでした。
傾向としては長田ノオトさんから耽美さを抜いて軽やかさを維持した
感じ、と認識した様に記憶しています。和を軽やかに描ける人と言うは、居る様で存外少ない様ですね。
和でありながらモダンであると言うのは難しかろうと思います。
モダン=当世風と言うのでは無いですしね。
筆者の中では長田さんはモダンな耽美描き、と言う分類になって
おります。

*1:麗人99年3月号掲載