腐女子言端の内と外

腐女子腐男子関連彼是

感性の解析

妄想の森

妄想の森

岸田今日子さんが雑誌『一枚の繪』に連載なされていた
エッセイを集めた本の中の一文が、心に引っかかりました。
日付を見ると93年当時の話だそうです。
往時流行していた男性同性愛描写を盛り込んだ映画や舞台の
流行を観て、何故女性の同性愛は同じ様な文脈で語られない
のか、と言う事に疑問を呈した一文でした。

女と言うのは、女同士の愛にどこか顔をそむける所があるのだろうか。
『妄想の森』153頁 「ビリチス」より

さり気無い様で深い一言の様な感じがします。