薔薇の思い出
id:kasuga-k:20040923#1095905166、と
id:MajyokkoRoyRoy:20040922#1095858028、及び
id:MajyokkoRoyRoy:20040922#1095870526の
各記事を受けまして今暫く薔薇族に纏わる追憶なぞ。
筆者が『薔薇族』ならぬ『バラ族』と言う単語活字を
目にしたのは、確か20年程前、少年ジャンプ誌上の事で
ございました。『こちら葛飾区亀有公園前派出所』中の
一挿話であったと記憶しています。こち亀データベース様を
参照して記憶を再確認した所、どうやら単行本25巻収録の
「立ちよみ!の巻」がその挿話である様です。
雑誌表紙のモデルにされて散々もてあそばれた挙句、
パンツ一丁にされて薔薇の花で飾り立てられた両さんが
『まるでバラ族の表紙』と呟いていた場面を観た記憶が
あるのです。雑誌で見た当時は判っていなかったと思い
ます。後日単行本で再見して、嗚呼と合点した様な気が。
- 作者: 秋本治
- 出版社/メーカー: 集英社
- 発売日: 1983/03/10
- メディア: コミック
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だけの影響では無い様な気も致します。『薔薇族』にしても
澁澤龍彦さんや三島由紀夫さん、ピーターさん等が醸し
出したイメージを受けて誌名が決まった様でございますし。
ここで外してはいけないのが『パタリロ!』の存在でござい
ましょうか。いえ、むしろ魔夜峰央さんの描くそちら方面
の気配が匂う諸作品、と言うべきかも知れません。
魔夜峰央さんの描く美少年には薔薇がほぼ付き物と言う
印象がかなり強くございますから。『薔薇ー帽』なる簡易
性転換装置を用いてボーイズラブの実践に走ろうとする
少女云々と言う挿話も『パタリロ!』にございましたし*1。
閑話休題。
この記事の為に検索をしていますと、タケカワユキヒデさんが
『パタリロ!―選集 (11) (白泉社文庫)』の解説文中で、(恐らくゴダイゴ
当時)ナマモノ妄想を抱かれた挙句、それを薔薇族に投稿
されてしまったと言う挿話を披露されている*2のですが…
遠い目になってしまいましたわ、ええ。
パタリロ! 11 散る薔薇咲く薔薇の巻(白泉社文庫) | |
魔夜峰央著 出版社 白泉社 発売日 1996.12 価格 ¥ 591(¥ 563) ISBN 4592880811 bk1で詳しく見る |
*1:こちらは収録巻を覚えておりません。古い作品ではなかったとだけ記憶しております。
*2:参照:http://www.mediatv.ne.jp/musicpro/takekawa/13/patariro.html