腐女子言端の内と外

腐女子腐男子関連彼是

事象の切取線

id:XQO:20040906#1094457243の続報です。
●○●
公益財団法人大宅壮一文庫に問い合わせをして、
下記の記事を取り寄せました。

■「男色少女漫画」 フェラチオからサド・マゾまでカキまくる
“女漫研” ウラ薔薇族の清く正しい世界とは
週刊プレイボーイ 1977年8月30日号)

TINAMIX 青少年のための少女マンガ入門 第二回 「少女マンガの伝道師 週刊プレイボーイ(後編)」

を拝見して、(財布とも相談しつつ)悶々とした挙句元記事
取り寄せに踏み切った訳ですが…いや、取り寄せて正解でした。
この『女漫研族』と言うのは今日の腐女子の祖先の様な位置に
おわす方々ですね。恐らく往時は洋楽を素材にしたナマモノ
同人と一次創作がメインであったものと考えられます。

ぼくらの気持―ぼくらの時代 part 2

ぼくらの気持―ぼくらの時代 part 2

『ぼくらの気持』(栗本薫/講談社/79年1月初版)内の描写を
参照にした類推ではございますが。
往時からコスプレ*1もあった様で取材にあたられた方も
さぞや困惑したのではないでしょうか。週刊プレイボーイ
同人誌即売会では畑違いも良い所ですから。そう言う観点からも
貴重な資料であると言えなくは無いでしょう。記事を見ると、
一切予備知識を持たずに取材しに行って、何とか主観を纏め
上げたと言う感じですね。記事のオチが執筆者の立ち直りの
為の自己暗示に見えてしまうのですが。
この記事から察すると当時のおたくと言われる方々は漫研族と
呼ばれていた様子…やっつけ仕事にしても何だかなと言う
ネーミングですね。それを思うと、中森明夫さんによる
『おたく』と言うネーミングが秀逸であった事が判ります。
「おたく」の誕生!! (宝島社文庫)

「おたく」の誕生!! (宝島社文庫)

中森明夫さん関連については『「おたく」の誕生』*2を参照して下さい。
語られる事象も、切り取られ方とメディア媒体の違いで
どう言う色にでもなるんでしょうかね。

*1:ガッチャマン海のトリトンが確認された様です。

*2:親本:別冊宝島104『おたくの本』89.12.24初版

工夫

id:isakiku:20040927#p1で取り上げられていた
フェラ語変換スクリプト ver1.03 | Web冷え汁ですが…便利なものが
出来ましたね。まあ、実際やおいやBL作品の台詞
回しで使ったりしますからね。
では、こう言うスクリプトが無い時はどうしていたか。
他の方の台詞回しをみて勉強したと言う方もいらっ
しゃるでしょうし、想像上の発声法で乗り切った方も
居るのでしょう。
筆者の場合、『O』発生の唇を保ちつつ発声して、
それを文字に起こしていましたね。中国語の母音の一つ、
ウムラウトuの応用と思って戴ければ宜しいかと。
猿ぐつわやシーツを噛んでくぐもった発声になると
言う時は、タオルかハンカチを噛んで発声してそれを
文字に起こしました。
……人に見られると凄く恥ずかしい姿ですね。却って
原稿を黙々と打っているのを覗き込まれる方が気が
楽かも知れません。